撮影で用いるタングステンランプの特徴と活用法

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先生、タングステンランプってなんですか?

動画・映画マニア
タングステンランプは、白熱灯とも呼ばれる照明機材だよ。光源のフィラメントにタングステン合金が使われているんだ。

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なるほど、じゃぁ色温度はどれくらいなんですか?

動画・映画マニア
約3200°K前後で、若干赤く感じられるよ。ビデオカメラで撮影するときは、ホワイトバランスを『電球マーク』にするか、外光と混在するときは『青球』を使うんだ。
タングステンランプとは。
「動画撮影に使用される照明器具には、主に『タングステンライト』『ハロゲンライト』『HMI』の3種類があり、それぞれに特徴があります。
タングステンライトは、白熱灯とも呼ばれ、フィラメントにタングステン合金を使用した照明器具です。撮影用タングステンライトには、内部に反射板を備えた『アイランプ』(岩崎電気の商標)や、スタジオで使用されるフォーカスライトなどが代表的です。光源の色温度は約3200ケルビンと低く、人間の目にはやや赤みがかかって見えます。
家庭用のビデオカメラでタングステンライトを使用する場合は、カメラのホワイトバランスを『電球マーク』に設定します。業務用のカメラで外光と併用する場合は、『青球』と呼ばれる青みがかった電球を使ったり、ライトをゲージに入れてブルーの色温度調整用ゼラチンフィルターを取り付けて色温度を調整します。」
タングステンランプとは

タングステンランプとは、電球内にタングステンフィラメントを封入し、電流を流すと発光するランプのことです。フィラメントが電流によって熱せられることで光を放ち、その色は赤外線に近い暖色系になります。タングステンは非常に耐熱性に優れており、長寿命で高い光効率を発揮するのが特徴です。
代表的なタングステンランプの種類

代表的なタングステンランプの種類
タングステンランプには、用途や特性に応じてさまざまな種類があります。最も一般的なのは明暗タイプで、一般的な家庭用照明やプロ用スタジオ照明に使用されています。その他の一般的なタイプには、映画やテレビの撮影に使用されるモーションピクチャーランプ、舞台照明に使用されるスポットランプ、立体感や影を強調するために使用されるパーランプがあります。また、工業用環境や医療用途に使用される特殊なタングステンランプも存在します。
特徴:約3200°Kの低色温度

タングステンランプの特徴として注目すべき点は、約3200°Kという低色温度です。この色温度は、自然光や一般的な屋内照明に近く、暖かく柔らかな光を生み出します。そのため、自然に近い色合いや暖かみのある雰囲気を演出する撮影に適しています。また、低色温度のため、肌のトーンや質感表現に優れ、人物撮影やポートレート撮影にも適しています。
カメラでのホワイトバランス設定

カメラでのホワイトバランス設定
タングステンランプを使用する際には、ホワイトバランスの設定が重要です。ホワイトバランスは、光源の色温度に合わせて画像の色味を補正する機能です。タングステンランプは色温度が低いため、自動ホワイトバランスでは黄色がかりすぎてしまうことがあります。
適切なホワイトバランスを設定するには、手動またはプリセットを使用します。手動の場合、タングステン(または電球)プリセットを使用して、正確な色再現を実現します。これにより、被写体の実際の外観に近い、白いものが白く見える画像になります。
外光との混在時の色温度調整

外光との混在時の色温度調整
撮影時に外光とタングステンランプを併用すると、色温度の差によって混在する光が不自然に見える場合があります。タングステンランプはケルビン値が低いため、温かみのある黄色い光を発しますが、太陽光はケルビン値が高く、青みがかった光を発します。この色温度差を調整するには、次の方法があります。
* -CTBフィルターの使用- タングステンランプにCTB(カラーバランス)フィルターを取り付けることで、光を青くシフトさせ、太陽光のケルビン値に近づけることができます。
* -ホワイトバランス調整- カメラのホワイトバランス設定を変更することで、全体的な色温度を調整できます。太陽光モードまたはカスタムモードを選択して、外光に合わせたホワイトバランスに調整します。
* -追加光源の活用- 外光を補うために、太陽光のケルビン値に近い光源を追加で配置することで、混在する光の色温度差を軽減できます。