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映画と動画の用語『振る』の意味と使い方
-カメラの「振る」- 映像業界において、「振る」という用語は、カメラを手持ちや肩載せなどで操作することを指します。カメラを「振る」ことで、よりダイナミックで臨場感のある映像を撮影できます。 「振る」にはさまざまなテクニックがあり、カメラマンの技術と表現によって映像の質が左右されます。例えば、パンニング(横方向にカメラを動かす)、チルティング(縦方向にカメラを動かす)、ズーミング(レンズの焦点距離を変える)が挙げられます。これらのテクニックを駆使することで、被写体の動きを追ったり、シーンに奥深さを与えたりすることができます。 また、「振る」には被写体の動きを滑らかに捉えるという実用的な側面もあります。カメラを手持ちで撮影する際は、カメラマンの揺れが映像に反映されてしまいます。しかし、正しいテクニックでカメラを「振る」ことで、被写体の動きを滑らかに補正して、より安定した映像を得ることができます。 -
舞台を盛り上げる振り落としとは?
舞台上でよく目にする振り落としとは、役者が舞台から落ちるかのように見える演出です。実際には落ちずに、トリックやテクニックを用いて観客に落ちたように見せるものです。振り落としは、場面の緊張感を高めたり、笑いを誘ったり、観客を驚かせたりするために用いられます。 -
映画と動画の用語『振り替え』とは?理由や事例を解説
振り替えとは、映画や動画における映像の切り替え手法の一種です。シーン間のスムーズな移行や時系列の変更、視点の切り替えなど、さまざまな目的で使用されます。振り替えには、カット、フェード、ワイプなどの技法が用いられます。 カットは、あるショットから別のショットへの即座の切り替えです。時系列を明確にしたり、アクションを強調したりするのに使用されます。フェードは、画面が徐々に暗くなったり明るくなったりする効果です。シーンの移行や時系列のスキップに使用されます。ワイプは、一方のショットがもう一方のショットを水平または垂直に置き換える効果です。視点の切り替えや、複数のキャラクターの同時進行を示すのに使用されます。 -
映画・動画の『状況音』とは?
映画や動画における状況音とは、登場人物のセリフや音楽以外の、環境や場面の雰囲気を表現する効果音のことです。風のざわめき、木の葉の擦れる音、車の走行音など、周囲の空間や出来事を実際のように再現する役割を果たします。状況音は没入感を高め、観客にまるで現場にいるかのような臨場感を提供します。また、暗く不穏な音でシーンの緊張感を煽ったり、陽気な音楽でコミカルな場面を演出したりと、ストーリーの展開やキャラクターの感情を強調する効果も期待できます。 -
キネマ旬報 – 世界最古の映画雑誌
キネマ旬報とは、世界最古の映画雑誌として知られています。1919年に初めて発行されて以来、日本における映画報道の先駆者として、100年以上の歴史を誇っています。キネマ旬報は、日本の映画界で高い評価と影響力を持ち、映画関係者や一般の映画ファンからも広く愛読されています。 -
映画・動画用語「キネマ」の歴史と変遷
映画や動画の用語として使われる「キネマ」は、ギリシャ語の「kinein」(動く)に由来します。1891年にトーマス・エジソンが考案した映画用の映写機が「キネトスコープ」と名付けられ、そこから「キネマ」という言葉が生まれました。その後、1895年にリュミエール兄弟がシネマトグラフを発明し、これが映画の原型となりました。このとき、シネマトグラフを「キネマ」と呼ぶ人も多く登場し、映画の代名詞として定着していったのです。 -
映画・動画の用語『上げる』とは?意味や使い方を解説
「上げる」とは、動画や映画をインターネット上のプラットフォームにアップロードすることを意味するスラング用語です。より具体的に言うと、動画や映画ファイルをYouTube、Vimeo、Dailymotionなどのオンラインビデオ共有サイトまたはストリーミングサービスに送信するプロセスを指します。 -
焦点深度とは?映画や動画の基本概念を解説
焦点深度とは、被写体の前後にある、ピントが合っているように見える範囲のことです。カメラレンズが絞り込まれると、焦点深度が深くなります。つまり、被写体の前後にあるより広い範囲がピントが合っているように見えます。一方、絞りが開放されると、焦点深度が浅くなります。その結果、被写体の前後にある狭い範囲のみがピントが合っているように見え、被写体以外がボケます。焦点深度を調整することで、映画や動画の印象的な視覚効果を生み出すことができます。 -
映画と動画用語『ガチ・ガチンコ』について
-『ガチ』の意味と由来- 「ガチ」とは、本来は「本気」や「真剣」といった意味を持つ俗語です。映画や動画の業界では、この言葉が特殊な意味で使われるようになりました。それは、役者やクリエイターが、本当に演技したり、制作したりしている状態を指します。 この言葉の由来は、演劇における「ガチ演技」にあります。演劇では、役者が自分の感情や経験に基づいて演技を行うことを「ガチ演技」と呼びます。この言葉が映画や動画にも広がり、役者のリアルな演技や、制作チームの真剣な制作姿勢を表すようになりました。 -
映画と動画用語辞典 – ガセ
-ガセとは?- 映画や動画の世界では、「ガセ」とは、誤った情報や不正確な報道を意味します。事実無根の噂や、故意に流された偽情報のことです。映画の公開日や俳優の出演情報、撮影の裏話など、さまざまな情報がガセとして出回ることがあります。 ガセは、悪意のある人物が意図的に拡散したり、単なる勘違いや誤解によって発生したりします。ソーシャルメディアやインターネットの普及により、ガセが瞬く間に広まり、真の情報を見極めることが困難になることもあります。そのため、情報を得る際には、信頼できる情報源を確かめ、複数のソースから確認することが重要です。 -
映画や動画の謎用語『小裂』とは?
『小裂』の意味と由来 映画や動画編集の場面で「小裂(こさこ)」という言葉が飛び交うことがあります。これは、映像を短く切り取ったクリップを指す業界用語です。この用語は、フィルム編集時代に使われていた「フィルムを小分けにする」という行為に由来しています。当時は、フィルムを物理的に切り貼りして編集しており、その作業でフィルムを細かく切り分ける必要がありました。これが「小裂」という言葉の語源となったのです。 -
映画・動画撮影におけるカンペとは?
カンペの役割は、映画や動画撮影において非常に重要です。俳優がセリフや指示を忘れないように助け、撮影の効率を高めます。また、レンズに向かって直接話さなければならないときなどに、俳優の視線を誘導するのにも使われます。 カンペにはさまざまな種類があります。最も一般的なのは、カメラに直接取り付けられる物理的なボードです。これにより、俳優はカメラや照明を遮ることなく、視線の中にセリフを見ることができます。また、デジタルカンペもあり、モニターやタブレットを通じて俳優にセリフを表示します。これは、物理的なボードでは難しい、複雑な動きや長いセリフに適しています。 -
ネットCMとは?その発局と番組との関係
ネットCMとは、インターネット上の動画配信プラットフォームやソーシャルメディア上で配信される動画広告のことです。従来のテレビCMとは異なり、インターネット接続があればいつでもどこでも視聴できるのが特徴です。ネットCMは主に、企業や商品の認知度向上、販売促進などを目的として制作されています。 -
ネガ編集とは?ラッシュプリントからネガフィルムをつなぎ合わせる技法
ネガ編集とは、ラッシュプリントからネガフィルムをつなぎ合わせる編集技法です。ラッシュプリントとは、撮影したフィルムを粗編集して編集者や監督に見せるために作成されたもので、ネガ編集はそのラッシュプリントをもとにして行われます。ネガフィルムとは、映画や写真のフィルムの元の素材で、通常はポジフィルムのベースとなるものです。 -
映画業界の秘密基地『カメ倉』とは?
カメ倉の役割は、主に映画製作における物理的な制作支援です。撮影現場での機材の管理やスタジオの確保、スタッフやキャストの派遣などの補助を行います。また、製作費の管理やスケジュール管理にも携わり、映画の円滑な進行を担っています。さらに、カメ倉は映画業界のプロフェッショナルが集まる場所でもあり、最新の情報や技術の交換が活発に行われています。 -
映画と動画の用語『カメリハ』とは?その意味や種類を解説
「カメリハ」という言葉は、映画や動画制作の現場において、カメラのリハーサルを意味しています。通常、撮影に入る前に、カメラマンや監督、俳優が協力してカメラの動きやフレーミングなどを確認する作業を指します。このリハーサルは、本番での撮影をスムーズに行うための重要なプロセスであり、カメラワークの最終調整や、俳優の演技や動きとの調整を行います。 -
「カメオ出演」のすべて
カメオ出演とは、有名人や著名人が映画、テレビ番組、または舞台などの作品の中で、短く、最小限のセリフや動作で登場することを指します。このタイプの出演は、物語に直接影響を与えることはありませんが、作品に特別な魅力や話題性をもたらすことを目的としています。カメオ出演は、大スターからコメディアン、さらには監督まで、さまざまな著名人によって行われており、視聴者に驚きや喜びを与える効果があります。 -
映画と動画の用語『カメアシ』について
-カメアシの役割- カメアシは、映画や動画における時間経過を視覚的に表現するために使用されるテクニックです。その主な役割は、アクションを加速または減速させ、シーンの全体的なペースと雰囲気を設定することです。アクションを加速させることで、カメアシは興奮や緊張感を生み出すことができます。逆に、アクションを減速させることで、緊張感を高めたり、特定の瞬間の重要性を強調したりすることができます。 -
映画・動画用語解説:週平均視聴率とは?
週平均視聴率とは、一定期間の視聴率を表す指標です。通常は1週間を単位として計算され、対象となる番組やチャンネルの視聴率をその期間内で平均化することで算出されます。例えば、月曜から日曜までの1週間で、ある番組の毎日の視聴率が10%、12%、15%、16%、14%、13%、11%だった場合、その番組の週平均視聴率は13%となります。 -
撮影と編集のカット尻とは?
撮影や編集において、「カット尻」とは、連続したショットが切り替わる瞬間のことです。この切り替えは、次のショットへの視聴者の視線のスムーズな誘導や、ストーリー展開の強調などに使用されます。カット尻は、そのタイミングと方法によって、さまざまな効果を生み出すことができます。たとえば、シームレスな接続によりシーン間の流れを滑らかにしたり、意図的なジャンプカットによって視聴者の興味を喚起したりすることができます。カット尻を適切に活用することで、映像作品のストーリー展開や観客への印象を効果的にコントロールすることができます。 -
映画・動画用語『ドラテ』とは?
ドラテとは、「ドラマティック・ライティング」の略語です。映画や動画におけるライティング技術の一種で、場面の雰囲気や登場人物の感情を強調するために、照明を巧みに利用します。特定の雰囲気やムードを作り出し、観客の感情を揺さぶる効果があります。 -
映画と動画の用語『トレペ』とは?
映画や動画制作で使われる用語に「トレペ」があります。この言葉は「トレスペーパー」の略です。トレスペーパーとは、透明または半透明の薄い紙で、上から絵をなぞったり、図面を写したりするために使用されます。 トレペは、映画や動画制作において、アニメーションの線画を作成する際に用いられます。アニメーターは、まずキャラクターや背景のラフスケッチを描き、それをトレペ紙に写します。そして、トレペ紙の上にアニメーション用の紙を重ね、トレペ紙に描かれた線に沿って動画の線画を描きます。この手順により、一貫性のある、正確な線画が作成できます。 トレペは、動画の合成や編集でも使用されます。例えば、トレペ紙に背景の画像を貼り付け、それを動画に取り込むことで、動画に背景を追加できます。また、トレペ紙を使用して、動画から不要な部分を削除したり、特定のオブジェクトを別の場所に移動したりすることもできます。 -
映像業界の『トレース』とは?意味や用途を解説
-トレースとは- トレースとは、既存の映像や画像をなぞって作成する技術のことです。トレースされた映像は、元の映像の正確な複製になるため、アニメーションや特殊効果の作成に使用されます。 具体的には、アニメーターが紙に描かれたキャラクターの輪郭をコンピュータにトレースして、デジタル化したキャラクターを作ったり、特殊効果アーティストが爆発や雷などの効果を作成したりするために使用されています。 トレースの利点は、元の映像を忠実に再現できることです。これにより、アニメーターや特殊効果アーティストは、複雑な視覚効果を作成したり、既存の映像を拡張したりすることができます。 -
カウキャッチャーとは?映画や動画におけるスポンサー広告
カウキャッチャーとは、カウボーイが家畜の群れを誘導するために使用する、馬などの動物に取り付ける蹄鉄の形をした小さな金属製の道具を指します。テレビや映画では、この用語は通常、番組や動画の冒頭に表示される短い広告セグメントを意味します。これらの広告は、「オープニングクレジット前広告」や「プレロール広告」とも呼ばれます。 -
ロケ車両の用語解説
ロケ車両とは、テレビや映画の撮影現場で使用される車両のことです。撮影クルーやキャストを輸送したり、機材を収容したりする目的で使用されます。通常の乗用車から専用のバンやトラックまで、さまざまなタイプがあります。ロケ車両は、それらの撮影のニーズに合わせて、機能や装備がカスタマイズされています。 -
映画と動画の用語「持ち込み」とは?
-持ち込みの意味と概要- 映画や動画業界における「持ち込み」とは、外部の制作会社や個人によって制作されたコンテンツを、別の会社やプラットフォームが配給・公開することです。これは、完成したコンテンツの権利を保有する制作者が、より広い視聴者に作品を届けるための手段として利用されます。持ち込みは、映画スタジオが独自に制作する作品と、外部から提供される作品の両方に適用されます。 -
視聴者構成割合とは?
-視聴者構成割合とは?- -視聴者構成割合の定義- 視聴者構成割合とは、ある番組やコンテンツの視聴者の特徴を統計的に表す数値のことです。一般的に、年齢、性別、居住地域、学歴、収入、職業などの項目で構成されます。この割合を知ることで、番組のターゲット層を特定し、視聴者ニーズに合わせたコンテンツを作成することができます。また、広告主がターゲットを絞った広告を配信する際にも役立てられます。視聴者構成割合は、調査会社が行う視聴率調査やアンケート調査などによって算出されます。 -
オールスタッフとは?映画のイベント前に実施される大切な会議
映画の制作において、「オールスタッフ」とは、撮影開始前に開催される重要な会議です。この会議には、監督、プロデューサー、キャスティングディレクター、撮影監督、録音技師、美術監督、衣装デザイナーなど、映画制作に関わるすべてのスタッフが出席します。 -
オールスター映画を知る
「オールスター映画とは?」オールスター映画は、映画業界の有名スターが多数出演する大がかりな映画プロジェクトを指します。複数の有名俳優が脇役やエキストラ的な役割で参加する場合もありますが、主要な登場人物を演じていることが多くあります。ストーリー的には、複数の視点や登場人物の絡み合いが複雑で、豪華なキャストが物語に深みと幅を持たせています。オールスター映画の制作には多額の費用がかかるため、大予算のビッグイベントとして注目を集める傾向があります。 -
映画・動画用語『リリース』とは?
「リリース」の種類には、次のものがあります。 * -劇場公開- 映画を映画館で公開すること。 * -ホームビデオ- 映画をDVDやブルーレイディスクなどで販売すること。 * -ストリーミング- 映画をインターネット上で配信すること。 * -限定公開- 特定の地域や劇場でのみ公開すること。 * -プレビュー上映- 映画の公開前に限定された観客に公開すること。 * -特別上映- 映画祭やイベントなどの特別な機会での公開。