映画・動画用語『序破急』とは?シナリオ構成の型式

動画をもっと知りたい
先生、映画や動画の用語で『序破急』というのはどういう意味ですか?

動画・映画マニア
それはシナリオ構成の型式を表す言葉で、起承転結とも呼ばれるんだよ。

動画をもっと知りたい
なるほど。じゃあ「序」は導入、「破」は展開、「急」は集結という意味ですか?

動画・映画マニア
その通り!起承転結でも、起=序、承=破、転=急、結=集結と対応するんだ。
序破急とは。
映画や動画の制作で使用される手法である「序破急」は、ストーリーの構成方法です。「序」は物語の導入部、「破」は展開部、「急」はクライマックスと結末を示します。この用語は、「起承転結」とも呼ばれています。
『序破急』とは何か?

「序破急」とは、日本の伝統芸能で用いられる構成技法で、シナリオ構成の基本型として映画や動画でも活用されています。この型式は、3つの段階から構成されており、それぞれに独自の役割があります。
『序』:導入

映画や動画のシナリオ構成において、「序破急」という型式が用いられます。これは能楽の「序破急」の理念を借用したもので、シナリオの構成を三段階に分けて展開する手法です。
その最初の段階にあたるのが「序」です。導入部分であり、設定や登場人物の背景を説明し、物語の世界観を紹介します。観客を物語に引き込み、興味を惹きつける内容になります。序では、メインの葛藤や対立はまだ表面化せず、物語が動き始めるきっかけや、観客が主人公に共感するための情報などが提示されます。
『破』:展開

-『破』展開-
シナリオ構成の「破」は、ストーリーが波乱に満ちた展開を迎えるフェーズです。主人公が試練に直面し、葛藤や大きな変化に巻き込まれます。ストーリーの核となる事件や出来事が発生し、緊張感とサスペンスを高めていきます。「破」では、伏線が回収され、プロットがより複雑で絡み合ったものとなっていきます。主人公の決断や行動が、ストーリーの行く末に大きく影響を与える重要な局面です。
『急』:集結

「急」集結
「序破急」の構成における「急」は、物語のクライマックスを表します。これまでの「序」と「破」で構築された要素がすべて集結し、衝突や対立が激しくなります。主人公と敵対者が直接対決したり、物語上の危機が最高潮に達したりするなど、物語全体を揺るがすような出来事が起こります。この段階では、緊張感がピークに達し、読者や観客は物語の結末を固唾をのんで見守ります。
『序破急』と『起承転結』との関係

シナリオ構成の型式として有名な「序破急」は、「起承転結」との関連性があります。起承転結は中国古典文学で用いられた構成法で、序論・展開・転換・結論という4段階で物語を構成します。一方、序破急は能楽や歌舞伎に由来する型式で、序幕・破幕・急幕の3段階で物語を展開します。
序破急は起承転結と同様に、物語を段階的に展開していく構成法ですが、序破急はより短い時間軸で展開されるのが特徴です。起承転結は主に長編小説や戯曲などの大規模な物語に用いられますが、序破急は短編小説や映画などのコンパクトな物語に適しています。
また、序破急は起承転結よりも抑揚が強く、緊張感や躍動感を演出します。序幕で状況を設定し、破幕で葛藤を深め、急幕でクライマックスを迎えるという急展開が特徴です。このため、短時間で観客に強烈なインパクトを与える物語を構成するのに適しています。