映画・映像業界用語辞典– category –
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映画・映像業界用語辞典
映画・動画用語『序破急』とは?シナリオ構成の型式
「序破急」とは、日本の伝統芸能で用いられる構成技法で、シナリオ構成の基本型として映画や動画でも活用されています。この型式は、3つの段階から構成されており、それぞれに独自の役割があります。 -
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映画と動画の用語「カラムスピーカー」とは
「カラムスピーカー」とは、音源を垂直または水平に狭い範囲に放射するように設計された、細長く円柱状のスピーカーです。この特殊な設計により、より指向性の高い音場が得られ、特定のエリアに音を集中させることができます。カラムスピーカーは、コンサートホールや講堂など、広くて明瞭な音響が必要な大規模な会場に最適です。 -
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ネガフィルムとは?明暗と色の違いを解説
ネガフィルムの仕組みは実に興味深いものです。ネガフィルムは、明室で露光された後、現像すると驚くべき変化を遂げます。現像液がフィルムに作用すると、光を浴びなかった部分のハロゲン化銀が溶解し、透明になります。一方、光を浴びた部分のハロゲン化銀は金属銀に還元され、黒くなります。この過程により、ネガフィルムには元の画像のネガティブ(反転)画像が形成されます。つまり、白い部分は黒く、黒い部分は白く写るのです。 -
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助監督とは?役割や業務内容を解説
助監督の役割は、撮影現場における監督の補佐にあります。監督の意思を現場のスタッフやキャストに伝え、撮影の円滑な進行を担います。監督が構想・演出を行う一方、助監督は計画・調整・管理を担当します。撮影前の準備段階では、撮影スケジュールを作成したり、ロケ地の選定や出演者の手配を行ったりします。撮影中では、進行状況を管理したり、スタッフやキャストに指示を出したりすることで、監督の指示を現場に反映させます。また、撮影後の編集作業にも携わり、監督と編集者の間を調整したり、素材の整理や管理を行ったりします。 -
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ネオレアリズモ:リアリズムが映し出す戦後イタリア
第二次世界大戦後の荒廃したイタリアで、リアリズムを追求した映画運動が生まれました。ネオレアリズモと呼ばれるこの運動は、戦争の傷跡が残る社会をありのままに映し出し、人々の生活の苦難や希望を描き出しました。戦時中の宣伝映画に対する反動もあり、ネオレアリズモは、真実味のある人間ドラマと、プロの俳優ではなく一般人を使ったドキュメンタリーのような撮影スタイルを特徴としていました。 -
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映画や動画における書体を知る
「書体とは何か」 書体とは、文字の形状やスタイルを特徴付ける一連の特徴のことです。フォントとも呼ばれ、特定の書式やサイズで文字を表示するための設計されたシステムです。書体は、文字の太さ、傾き、文字間隔、飾りの有無など、さまざまな属性によって定義されます。 -
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ヌーヴェルヴァーグとその影響
-ヌーヴェルヴァーグの定義と特徴- ヌーヴェルヴァーグは、1950年代後半から1960年代初頭にフランスで起こった映画運動です。この運動は、従来の映画制作の慣習に反発し、新しい表現方法を模索することを目指していました。 ヌーヴェルヴァーグ映画の特徴として、自己言及性が挙げられます。映画の中で、映画そのものや映画制作のプロセスがテーマとして取り上げられることが多く、観客に映画の虚構性を意識させます。また、即興性も特徴の一つで、リハーサルをほとんど行わず、俳優に自由なアドリブを許容していました。 さらに、ジャン・リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーなど、ヌーヴェルヴァーグの代表的な監督らは、手持ちカメラやジャンプカットといった斬新な手法を取り入れ、従来の映画の文法を打ち破りました。これらの手法は、観客に臨場感や不安定感を呼び起こし、映画体験に新しい次元をもたらしました。 -
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「書き抜き」の秘密 – 映画や動画の舞台裏を紐解く
「書き抜き」とは、映画や動画の台本から、必要なセリフや情報だけを抜き出す作業のことです。この作業により、動画制作において重要な要素を抽出し、効率的に整理することができます。脚本家や監督、編集者など、映像制作に関わる人々にとって不可欠なプロセスです。書き抜きは、次の段階の作業である編集や構成の基礎を築き、映像の全体像を把握するのに役立ちます。 -
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書き割りとは?映画や動画制作における舞台美術の役割
書き割りとは、舞台美術の一種で、主に映画や動画制作で使用されます。平坦なパネルや布を使用して作成され、奥行きや遠近感、背景を表現します。書き割りには、室内や屋外、森や街並みなど、さまざまなシーンを表現できます。 -
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映画・動画におけるニュースソースの重要性
-ニュースソースとは- ニュースソースとは、ニュースや情報を提供する信頼できる団体、組織、または個人のことです。映画や動画において、ニュースソースは、特定のトピックや問題に関する客観的かつ正確な情報を提供し、作品全体に信憑性を持たせます。ニュースソースは、政府機関、非営利団体、ジャーナリスト、学術機関など、さまざまな形態をとることができます。適切なニュースソースを選択することで、製作者は、作品に偏りのない、信頼できる情報を織り込み、視聴者に情報に基づいた体験を提供することができます。 -
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映画業界の秘密基地『カメ倉』とは?
カメ倉の役割は、主に映画製作における物理的な制作支援です。撮影現場での機材の管理やスタジオの確保、スタッフやキャストの派遣などの補助を行います。また、製作費の管理やスケジュール管理にも携わり、映画の円滑な進行を担っています。さらに、カメ倉は映画業界のプロフェッショナルが集まる場所でもあり、最新の情報や技術の交換が活発に行われています。 -
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能舞台の響きを響かせる所作台
能舞台の響きを響かせる「所作台」とは、舞台の格調高い雰囲気を演出するために設けられる重要な装置です。舞台の中央に配置され、武者の座や舞の添景として用いられます。 所作台は、通常、高さが1.2メートルほどの土台に、幅約1.8メートル、奥行き約1.2メートルの板が載せられた構造です。素材は檜やヒノキが用いられ、装飾が施されることもあります。 -
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ニアフィールドの基礎知識
-ニアフィールドとは何か- 電磁界でいうニアフィールドとは、電磁波源の近くで発生する電磁界の領域のことです。ニアフィールドは、電磁波源によって生成された電流や電荷が、電磁波として伝わる前に影響を与える領域です。この領域では、電磁波は静電場と磁気場の重ね合わせとして現れます。近傍電磁界とも呼ばれ、電磁波源から距離が離れるにつれて、静電場と磁気場の影響は徐々に小さくなり、遠方電磁界へと移行していきます。 -
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映画と動画の用語『初号』を解説!
「初号」とは、映画や動画の用語で、製作されたものの最初のバージョンを指します。一般的に、完成前の試写版やテスト用のカットが「初号」と呼ばれます。初号では、編集、カラーグレーディング、サウンドデザインなどの工程がまだ完了しておらず、主に関係者や関係者のみを対象に上映されます。その後、フィードバックや修正を加えて、最終的な完成版が作成されます。初号は、作品の制作過程において、完成形に近づけるための重要な段階であり、最終的な製品の品質向上に役立ちます。 -
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映画と動画の用語『ニーショット』とは?
ニーショットとは、被写体の太ももから上を切り取った構図のことです。このショットは、被写体の全体像を示すのに十分な距離を保ちつつ、近距離からの親密な視点を提供します。ニーショットは、親密な関係や対立を強調したり、被写体の体型やファッションを強調したりするために使用されます。また、会話や面接において、被写体の表情やジェスチャーに集中させるためにも用いられます。 -
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『ナレ原』って何?映画・動画制作におけるナレーション台本の基礎知識
「ナレ原」とは、映画や動画制作において、ナレーションの音声の台本のことです。ナレーションとは、ストーリーや情報を伝える音声のことで、ナレーション担当者が読み上げます。ナレ原は、ナレーターが読む内容を文章で記したもので、ナレーションの音量、速度、間合いなどを指示する詳細な指示が含まれています。ナレ原は、動画の構成やストーリー展開を明確にし、視聴者に情報を効果的に伝えるために不可欠な要素です。ナレーションは、ドキュメンタリー、ニュース番組、企業プロモーションビデオなど、さまざまな動画コンテンツに使用されています。 -
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ナレーションの役割とは?映像をより深く味わうための要素
ナレーションとは、映像に対して音声で情報を伝える手法です。映画やテレビ番組、ドキュメンタリーなどさまざまな映像作品で用いられ、場面の解説、人物の心境、時間の経過などの情報を視聴者に届ける役割を果たしています。 ナレーションの主な役割は、映像の補足です。映像だけでは伝わりにくい情報を補完し、視聴者の理解を深めます。また、映像の雰囲気の演出にも貢献し、ナレーターの語調や話し方によって映像の印象を左右することができます。さらに、物語の進行を担う役割もあり、映像の繋がりをスムーズにし、視聴者を物語の世界へ引き込みます。 -
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準備稿とは?映画・動画の台本の段階を解説
準備稿とは、映画や動画の脚本作成における初期段階の台本です。ストーリーの骨子をまとめ、物語の展開や主要なキャラクターを概説するもので、基本的なプロットと主なシーンの流れなどが記載されています。まだ構成が確定しておらず、詳細なセリフや場面設定は含まれていません。 -
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出囃子とは?映画や動画でよく聞くあのフレーズの正体
出囃子とは、特定の人物や場面が登場するときに演奏される音楽のことです。古典芸能の能や歌舞伎で、登場人物が舞台に出入りするときに演奏されます。また、映画やテレビドラマでも、特定のキャラクターやシーンに登場するときの音楽として使用されています。出囃子は、そのキャラクターや場面の印象を強め、臨場感や雰囲気を演出する効果があります。 -
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ナラタージュ:映画と動画の用語解説
ナラタージュとは、映画や動画におけるシーンやショットの配列や編集を通して物語を伝える技法を指します。ナラタージュは、時系列順に出来事を提示するだけでなく、視点の変化、並行するプロットライン、フラッシュバックやフラッシュフォワードを使用して、より複雑で多層的な物語体験を生み出すことができます。 -
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映画・動画用語『ナグリ』ってなに?
映画や動画制作における「ナグリ」とは、動作や場面の切り替えで、単調な展開にメリハリをつけ、視聴者に印象を残すための演出テクニックです。具体的には、画面を一瞬黒くする、または別の映像を素早く挿入するなど、視聴者の視覚を刺激して、緊迫感や意外性、あるいは感情の変化を表現します。このナグリを使うことで、ストーリーのテンポやリズムを整え、視聴者に強い印象を与えることができます。 -
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出道具とは?舞台に最初からある道具
出道具の定義とは、舞台上に最初から設置されている道具のことです。これらの道具は、舞台の雰囲気や設定を表現し、登場人物の生活や行動をサポートします。通常、出道具は舞台上に固定されており、背景幕や大道具などの他の舞台装置と区別されます。例えば、テーブル、椅子、本棚、窓枠、その他の日常生活で使用するものなどがこれに含まれます。出道具は、舞台上のリアリティの創出に不可欠であり、観客に物語の世界に没入させる役割を果たします。 -
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映画と動画の隠語『出中』を理解しよう
出中とは、映画や動画の制作における隠語で、「撮影終了」を意味します。この用語は、撮影チームが撮影作業を完了したことを示すために使用されます。制作プロセスにおける重要なマイルストーンであり、撮影班にとっては解放感と達成感をもたらす瞬間です。出中の目的は、撮影のすべての要素が完了し、編集やポストプロダクションに移行できることを明確にすることです。この用語は、映画や動画業界では広く使用されており、撮影チーム間のコミュニケーションの効率化を図っています。 -
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映画と動画における「出べそ」とは?
出べそとは、映像作品において、シーンが本来の順序ではなく、後にジャンプして戻る場面のことです。通常、観客の理解を深めたり、物語に深みを持たせたりするために使用されます。例えば、映画の序盤で謎めいた事件が起き、出べそを使って後でその背景を説明するなど。 -
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映画と動画における「ナイト」の意味
-ナイトシーンとは?- 映画や動画における「ナイト」とは、夜間に撮影されたシーンを指します。夕暮れから夜、夜明けまでの時間帯を表現するもので、一般的に暗い照明条件と影が特徴です。ナイトシーンは、夜間の都会の風景、暗い森、または星空の下でのロマンティックな出会いなど、さまざまな設定を捉えることができます。 ナイトシーンは、物語の雰囲気やトーンを設定する上で重要な役割を果たします。暗闇はミステリー、サスペンス、恐怖を喚起し、観客に緊張感や興奮を与えます。一方、星空はロマンチック、静寂、孤独を表現し、登場人物の感情や内面世界を際立たせます。 -
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ドンシャリとは?映画と動画の用語徹底解説
ドンシャリとは、音響用語で低音域と高音域を強調し、中音域が不足した音声バランスを指す言葉です。一般的に、低音が強調されているため、迫力のある臨場感を得ることができますが、一方で、会話の明瞭度が低下したり、耳障りな音になったりするという欠点もあります。映画や動画では、アクションシーンや音楽シーンなどで、臨場感を演出するためにドンシャリが用いられることが多くあります。 -
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映画と動画におけるカメオ出演とは?
-カメオ出演とは何か- カメオ出演とは、映画や動画作品において、有名人や著名人が短い時間や小さな役柄で登場することです。カメオ出演は、しばしば作品への一種のオマージュや、監督や制作陣とのつながりを示すために使用されます。カメオ出演の役は、単なる姿見せだけのものから、セリフのあるものまでさまざまで、時には物語の重要な展開に関わることもあります。 -
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ドンカマとは?映画と動画で欠かせないリズムボックス
ドンカマとは、映画や動画のサウンドトラックにおいて、一定のビートを刻み、リズムやグルーブを生み出す電子楽器のことです。その特徴的なサウンドは、ドラムのタムタムに似た低音で、作品に緊張感や躍動感を与えるために使用されます。 -
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知っておきたい!カムコーダーの基礎知識
-カムコーダーとは?- カムコーダーとは、映像と音声の両方を記録できる電子機器です。その名前は、「カメラ」と「レコーダー」を組み合わせたものです。カムコーダーは、ビデオカメラとも呼ばれ、映像や音を記録するためのメディアとして、テープ、ディスク、またはメモリーカードを使用できます。 カムコーダーは、さまざまな用途に使用されており、個人での思い出の記録、ジャーナリズムでのニュースの報道、映画やテレビ制作などがあります。軽量で持ち運びに便利なものから、業務用で高性能なものまで、さまざまなタイプのカムコーダーが販売されています。個々のニーズに合ったカムコーダーを選択することが、効果的な映像や音声の記録に不可欠です。 -
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映画・動画用語『カポック』ってなに?
カポックとは、映画や動画の撮影現場で使用される特別な照明器具のことです。一般的な照明器具とは異なり、カポックは光を拡散させて、被写体に均一で柔らかい光を当てられます。その柔らかな光は、被写体の顔のシワや傷などを目立たなくするための、緻密なライティングに役立ちます。また、カポックはさまざまな位置から光を当てることができ、シーンに奥行きや立体感を加えられます。